Maintenance
Guidance and usage
of Maintenance goods
Leather maintenance varies widely depending on the type of leather finish.
There are types that need only “cleaning” and “maintenance (keep moisture)”
We develop and offer maintenance kits according to types.
革のメンテナンスは塗装タイプによって大きく異なります。
塗装タイプには「塗装膜があるタイプ」と「塗装膜がないタイプ」の大きく2つがあります。
2つのタイプを把握し、タイプに合ったメンテナンスを行うことが大切です。
まず、革のタイプを
把握しましょう
First, let's understand the type of leather
「塗装膜があるタイプ」の革は、
表面を塗装膜でコーティングされていますので
液体(水、オイル、クリーム)が浸透しません。
対して「塗装膜がないタイプ」の革は、
液体が浸透します。
これは同時に、経年により革中の水分や
油分が失われていくことを意味します。
2つのタイプを把握し、
タイプに合ったメンテナンスを行うことが大切です。
塗装膜があるタイプ
水を垂らし、1分待っても染み込まなければ
このタイプです。
塗装膜がないタイプ
水を垂らし、1分待って染み込めば
このタイプです。
この程度の滲み具合であれば、
タイプA「塗装膜があるタイプ」と判断してください。
塗装膜があるタイプ
「塗装膜があるタイプ」の革とは、
表面を塗装膜でコーディングされたもののことを
指します。市場では「顔料仕上げ」「セミアニリン仕上げ」と呼ばれる塗装方法が該当します。
(稀ですが、塗装膜で覆われた
アニリン仕上げも存在します。)
このタイプの革は、
水分や油分など液体が浸透しません。
塗装膜がないタイプ
「塗装膜がないタイプ」の革とは、
表面に全く塗装膜がないものを指し、市場では
「アニリン仕上げ」「染料仕上げ」と
呼ばれるものが該当します。
このタイプの革は、
水分や油分など液体が浸透します。
革のタイプにあった
メンテナンス方法を
確認しましょう
Let's check the maintenance method for the type of leather
塗装膜があるタイプの
メンテナンス
「塗装膜のある革」のメンテナンスは、
塗装膜の表面をきれいに保つことが大切となります。
〈 お手入れ方法 〉
日常のお手入れはやわらかい布で「乾拭き」し、汚れが気になった時は、硬く絞った布で「水拭き」してください。手垢・ハンドクリームなどは塗装膜にダメージを与えることがあるため、こまめに拭き取ることが大切です。
- Caution
- 塗装膜があるため、オイルやクリームなどは浸透しません。
塗ることにより塗装膜にダメージを与えることがあります。
汚れが気になった時のクリーニングに関して
「水拭き」だけでは物足りないという皆さまのご要望に
お応えし、
「イス・ソファの革」のためのメンテナンスシートを
開発・ご提供しています。
フォルフメンテナンスシート(foruph maintenance sheet)
拭くだけ簡単。「ソファ・イスの革」のための
メンテナンスシートです。
- ウエットシートタイプで拭くだけで簡単に「クリーニング」と「メンテナンス」が行えます。
- 特殊シートが毛穴や溝の汚れをかき出し、保護成分が表面の質感や風合いを保ちます。
- □内容・成分
- シート 20cm×30cm 7枚入り / 水・エタノール・オイル・防腐剤・防かび剤
- □注意事項
- 本品は成分、水分量など充分留意しておりますが、水分を伴うお手入れのしすぎは、革を傷める原因となります。
How to use
-
シートを1枚ずつ取り出し、革の表面をやさしく拭いてください。
-
強くこすらず、ソフトに拭いてください。
- 頑固な汚れは、ゴシゴシこすらず、少しずつ力をいれて拭き取ってください。
- シートが汚れたら、常にキレイな面で拭いてください。
- 液が乾燥したり、シートが全体的に汚れたりしたら、新しいシートに取り替えてください。
- 表面のオイル残り(艶)が気になる場合は、乾いたやわらかい綿布などで乾拭きしてください。
塗装膜がないタイプの
メンテナンス
「塗装膜のない革」は経年とともに表面が乾燥するため、
潤いを保つことが大切となります。
〈 お手入れ方法 〉
日常のお手入れはやわらかい布で「乾拭き」し、保革オイルを定期的に塗り、潤いを保つことが大切です。
- Caution
- 水拭きはシミなどの原因となるためおすすめしません。
革を長く楽しんでいただくために、
「イス・ソファの革」の保革オイルを開発・ご提供しております。
フォルフ保革オイル(アニリン革専用)
革に浸透し、潤いを与える「イス・ソファの革」のための保革オイルです。
- 革に浸透し、乾燥やひび割れを防ぎます。
定期的に使用することにより、革をより長く使っていただくことができます。 - ヌメ革にもご使用いただけます。
- アニリン革であれば、バッグや衣料・小物など他の革製品にもご使用いただけます。
(靴へのご使用はお勧めしません)
- □内容・成分
- 皮革用オイル(250ml 水溶性) / ウエス / 説明書
- □注意事項
- ・本品は塗装膜のない染料(アニリン)仕上げ専用です
・アニリン仕上げでも塗装膜のある革、顔料仕上げ・セミアニリン仕上げの革には使用しないでください。
・革がかさついたな、と感じたら…。もしくは1年〜2年に1回くらいの使用をおすすめします。
・オイルの塗りすぎ、頻繁なお手入れは色落ちや伸びなどの原因となります。
How to use
-
ウエスにオイルをなじませ、丸めます。
-
革の表面を滑らせる感じで、20㎝くらいの円を描くようにして、やさしくオイルを塗ります。
-
半日〜1日おいた後、やわらかい綿布で軽く乾拭きし、乾燥を確認してから座ってください。
Point
シミや汚れもオイルを塗ることでボカすことができます。
オイル塗布後の色変化について
(キャメル色の場合)
・塗りたては色が濃くなりますが、
徐々に戻っていきます。
・保革オイルは使用すると必ずムラになり、
また、元の色には戻りません。
ご理解いただいた上でご使用ください。
「イス・ソファの革」のメンテナンス
商品を交え、オススメのメンテナンス方法をまとめました。
タイプ | 塗装膜がある革 | 塗装膜がない革 |
---|---|---|
条件 | 水分・油分など、液体が染み込まない革 | 水分・油分など、液体が染み込む革 |
該当タイプ | 顔料仕上げ・セミアニリン仕上げ・塗装があるアニリン仕上げ | 塗装が無いアニリン仕上げ |
日常の メンテナンス |
|
|
汚れが 気になるとき |
|
染み込んだ汚れは落としにくく、また、水ぶきはシミや乾燥の原因になるため基本的にはオススメしません。 |
保革 |
水分、油分など液体が染み込まないため、保革できません。 |
|
タイプ | 塗装膜がある革 |
---|---|
条件 | 水分・油分など、液体が染み込まない革 |
該当タイプ | 顔料仕上げ・セミアニリン仕上げ・塗装があるアニリン仕上げ |
日常の メンテナンス |
|
汚れが 気になるとき |
|
保革 |
水分、油分など液体が染み込まないため、保革できません。 |
タイプ | 塗装膜がない革 |
---|---|
条件 | 水分・油分など、液体が染み込む革 |
該当タイプ | 塗装が無いアニリン仕上げ |
日常の メンテナンス |
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汚れが 気になるとき |
染み込んだ汚れは落としにくく、また、水ぶきはシミや乾燥の原因になるため基本的にはオススメしません。 |
保革 |
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